次世代スポーツとして注目のBMX。東京オリンピックの影響で日本でも「やってみたい！」という子が増えています。ただ、親世代には馴染みのない新しいスポーツゆえに不安を感じたり、とまどったりする方も多いのではないでしょうか。実はBMXは年齢層関係なく親子でもハマれる要素のあるスポーツなんです。この記事では、BMXの基本的なことから子供の習い事としてのBMXの魅力まで、まるごと紹介します。

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BMXとはどんなスポーツ？

BMXを知らない多くの方は「BMXって普通の自転車とどこが違うの？」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。まずはBMXの特徴と競技の種類をみていきましょう。

ルーツは子供たちだった！？BMXの歴史

BMX（ビーエムエックス）は、Bicycle Motocross（バイシクルモトクロス）の略称で、自転車競技の一種のこと、または競技に使われる自転車のことを言います。始まりは、1960年代のカルフォルニアで当時の子供たちがオートバイのモトクロス競技に憧れ、自分たちの自転車でマネをしたことだったと言われています。

 

BMXが普通の自転車と一番違う点は、「小さくて小回りが利く」ことです。ジャンプや回転することに特化しているため、ママチャリやマウンテンバイクにあるような変速機能などはなく長距離走行には向いていません。

BMXには2種類の競技がある

BMXには大きく分けて2種類の競技があり、1つが最大8人でスピードを競い合う「BMXレース」。もう1つが持ち時間内に披露できたジャンプやトリック（技）の総合点を競い合う「BMXフリースタイル」です。こちらは技の完成度はもちろん難易度やオリジナリティがあるかどうかも点数に影響されます。

 

さらにフリースタイルは4種類の競技に細分化されています。最もベーシックなのがオリンピックの種目にもなった、「パーク」でしょう。様々な障害物が設置されたパークで行なわれる競技です。その他、平らな場所で回転したりバランスをとったりして技を競い合う「フラットランド」、街中の階段や手すりを使って技を決める「ストリート」、土で作られたコースで技を披露する「ダート」があります。

子供も大人もハマる！BMXの3つの魅力

一度やると子供も大人もハマってしまう方が多いと言われるBMX。ここでは子供目線で見たBMXの魅力を3つにまとめました。

 

ゲーム感覚で課題解決する楽しさ

BMX（フリースタイル）は、誰かと競うことよりも自分自身と向き合うスポーツです。技を決めるために日々練習を重ねるのが大切で、「どうしたらできるようになるんだろう？」と子供自ら練習を重ねたり先生に聞いたりして、ある時ふとできるようになる。この「できた！」という達成感は子供にとって何よりもうれしい経験となります。こういった、まるでゲームをクリアしたときのような快感にハマる子が多いのです。

年齢層が幅広く親子で挑戦できる

BMXはプレイヤーの年齢層が幅広く、何歳からでも楽しめるスポーツ。スクールやパークには親子で挑戦している方も多くいます。親子のコミュニケーションとしてはもちろん、年齢や国籍関係なく仲良くなれることも社交性を育むことにつながるでしょう。

独特の文化・スタイルがかっこいい

BMX独自のストリート文化やクールなスタイルに憧れてハマるという子もいます。子供にとって「かっこいい」や「あんな風にやってみたい」という憧れは練習を頑張れる最大の原動力にもなりますよね。ファッションや音楽とも深く結びついているので、様々な価値観に触れることで感性をより豊かにしてくれるでしょう。

BMXは何歳から習える？

子供がBMXを習う場合、何歳から始めるのがベストでしょうか？スクールや体験教室では、自転車に乗れて先生の話を聞くことができれば5歳以上からOKというところが多いようです。ストライダー卒業後の自転車としてBMXを迎える方も増えてきていますが、スクールではレンタルも可能なので試乗も兼ねて一度体験教室に行ってみることをおすすめします。

 

購入する場合は身長やジャンルによって適切なバイクが変わるため、専門店で相談してみましょう。

BMXは自分のペースで楽しみながら挑戦できるスポーツ

BMXには正解がなく、自分で課題を見つけながら自由に成長していけるスポーツ。かっこよく技が決まった時の達成感は、何よりも変えがたい成功体験になります。オリンピックの影響で日本でもBMXのできる場所が増え、親が未経験でも始めやすい環境が整ってきています。子供がやってみたいと思ったら、まずはスクールやパークに足を運んでみましょう。