SNSにより大人気のアイテムとなった「マルシェバッグ」。今まで耳にしたことがなかったバッグですが、見たことがある。使ったことがある。という方はご存じかと思いますが

・ざっくりと開いた開口部

・物の出し入れがしやすい

・ミニサイズに限ってはコロンとした形が可愛すぎる

・持ち手をクロスさせればすごくおしゃれ

などマルシェバッグにコメントをつければたくさんの良いところがあるんです。

でも、

・マルシェバッグって何？
・エコバッグやトートバッグと何が違うの？
と思われる方も少なくはないはずです。

 

マルシェバッグとは？

 

マルシェバッグの「マルシェ」とは、フランス語で「市場」を意味する言葉です。英語風に言うなら「マーケットバッグ」です。要するに「お買い物袋」ということですね。
「マルシェ」と名前がついている通り、マルシェバッグは市場でのお買い物の際に使われるバッグを指した言葉なんです。しかしフランスと日本ではでお買い物のシチュエーションが若干違っています。

 

日本でいうと「フリーマーケット」のようなところ

日本での買い物は、食品ならスーパーマーケット、衣料品なら服屋さんという感じでそれぞれ独立したお店に行くと思います。商店街やショッピングモールなど、複数の店舗が複合した場所であっても、1つひとつの店舗はしっかりと分けられていると思います。しかしフランスのマルシェは店単位ではなく個人単位です。ひとつひとつのお店に明確な区切りがなく、各々がパラソルなどを立てて、路上や公園といった同空間で様々なものを売っています。 日本でいうところのフリーマーケットが近いイメージです。

 

入れやすくて大容量

フランスではそんなマルシェでお買い物をする場合、ひとつひとつの買い物は少額であっても、いつの間にか大荷物になってしまうということが日常的に起こります。そんなとき、ひとつひとつのものが入れやすく、大容量なバッグがあったらいいですよね。そのような需要からフランスの方に愛されたのが、マルシェバッグなのです。

 

エコバッグ、トートバッグとの違いは？

巷ではほとんど同じように見えるのに「エコバッグ」だったり「トートバッグ」だったり、様々な名称でバッグがあふれています。
エコバッグとトートバッグとマルシェバッグ、いったい何が違うの？その疑問についてお答えします。

 

エコバッグとは

 

エコバッグとは、コンビニやスーパーなどで買い物をした際に、レジ袋を使用しないために生まれたアイテムです。エコバッグのエコはエコロジー（ecology）から取られていて、環境に配慮したバッグという意味合いです。似た意味で「マイバッグ」と呼ばれています。
レジ袋の有料化が決定し、急速に普及したのは、2020年7月。その普及率は男女ともに高く、現在では約８割前後の日本人がエコバッグを使用していると言われています。

 

トートバッグとは

トートバッグのトート（tote）は、英語で「運ぶ」という意味で、トートバッグは「運ぶための袋」といった意味です。

もともとはアメリカで生まれたバッグで、冷蔵庫が無かった当時に、食品を保冷するための氷を持ち運ぶために作られました。
現在は、取っ手が2つあり開口部が上にある縦型横型のシンプルなバッグ全般を指す名称です。メンズやレディース、カジュアルやビジネスなどシーンを問わず多くの人に使われています。

 

マルシェバッグ、エコバッグ、トートバッグの違いは？

ここまでの説明で、エコバッグ、トートバッグは取っ手が付いていて開口部が広く、シンプルなデザインが多いということから、マルシェバッグと違いが無いように思われます。実際、これらをはっきり明確に分ける定義は存在していないんです。

エコバッグというのは買い物をする際にレジ袋を使わないために使うバッグです。そのため、スーパーなどに買い物に行く際に携えているバッグは、大きさの大小や形の違いを問わず「エコバッグ」と言うことができます。ちなみにエコバッグは小さく折りたためて収納できる機能も持っています。
そしてトートバッグは、しっかりオシャレをした時に使うバッグのイメージが強いです。カジュアル・ビジネス問わず使用する取っ手が２つ付いたバッグ、それが現在でのトートバッグに対するメインイメージではないでしょうか？

そしてマルシェバッグは、一歩進んだおしゃれ要素を含んだ、抜け感を演出するためのアイテムバッグということが言えます。
トートバッグでは演出できないフォルム、エコバッグでは近所のコンビニスタイル。そんなときに便利なのが、カジュアルながら程良くオシャレなデザインのマルシェバッグなのです。