「ブレイズヘア」って知っていますか？日本では、ヒップホップ系のダンサーなどによく見られる髪型で、SNSではダンスをしている子どもたちの写真をよく見ます。ブレイズヘアはアレンジの幅が広くファッション性が高いことで注目されていますが、厳密にどういう髪型をブレイズと呼ぶのか、どうやって生まれたのかなど知らない方が多いと思います。今回はそんなブレイズヘアについて詳しく解説していきます。

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ブレイズヘアとは

ブレイズヘアとは、細かく分けた毛束を三編みにして作り上げるヘアスタイルでダンサーやストリート系のファッションを好む人たちの間で好まれています。地毛を編んで作り上げたりエクステを使用してロングスタイルにしたりいろんな色の髪を混ぜてカラフルにしたりかなり自由度が高い髪型です。

編み込みと言う点でコーンロウと混同されることも多いですが、『ブレイズヘア＝毛束を編み込む』『コーンロウ＝頭皮に沿って編み込む』という違いがあります。また、必ずしも全頭を編み込む必要はなく髪の毛の一部だけを編み込んだ部分的なブレイズも人気です。

ブレイズヘアの起源

ブレイズヘアやコーンロウなどの編み込みスタイルは、生まれつき天然パーマやくせっ毛が多かった黒人が生み出した髪型だと言われています。

人種差別が激しかった時代に白人から不潔だと言われ、働かせてもらえなかった労働階級の黒人たちが髪の毛をオシャレに押さえつけ、なおかつ清潔感も出せる髪型として生み出したという説もあり、当時の時代背景の象徴であったり、様々なメッセージが込められている髪型であるとも言えますが、現代では人種や階級を問わず”イカしたヘアスタイル”として人気があります。

昨今では有名アーティストがトレードマークにしていたり、ハリウッドセレブがきれいに仕上げられたブレイズヘアをSNSにアップしたりしていることから認知度や人気も年々高まっています。

ブレイズヘアのメリット

ブレイズヘアのメリットはなんといってもその奇抜な見た目とかっこよさです。普通の髪型より作り込むのに手間がかかり、憧れられている髪型だからこそブレイズにしている人はそれだけで目立つ上に、印象に残るので個性を出したいと考えている人にうってつけのスタイルです。

また、ブレイズに挑戦したいけど校則や会社の規則で難しいかたはワンタッチエクステを使用するなどして休日限定で簡単にブレイズヘアを楽しむ方法もあります。

ブレイズヘアのデメリット

ブレイズヘアは一本一本髪の毛を編み込んでいくという特性上どうしてもケアが大変になり、髪の毛で頭皮を引っ張っていることから生まれる不快感や疲れを伴います。また、シャンプーで編み目を壊さないようにするためゴシゴシ洗うことができないので不潔にもなりやすいです。ドライシャンプーなど、洗い流す必要のないシャンプーを使用したり通常のシャンプーを行う際も編み込みが乱れないように丁寧に優しく洗いましょう。

また、頭にシャンプー剤が残らないようにしっかり洗い流すことと、早めに乾かすことも重要でおろそかにするときつい臭いの原因になったり、雑菌が繁殖して頭皮のトラブルにも繋がるのでケアは必ず行い、万が一我慢できなくなるような不快感や異常が表れた場合には無理せず解くようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。現在ではダンサーやストリートファッションの中に自然と溶け込んでいるブレイズヘアですが、生まれた当時は今のように万人がファッションを楽しむためのスタイルではありませんでした。

ブレイズヘアの起源や時代背景、メリットやデメリットを理解した上で自由でおしゃれなヘアスタイルやファッションを楽しんでいきましょう。